本日は脳の部位・昨日についてお話をしていきます。
脳梗塞や脳出血の発症場所によって症状がなぜ違うの?と思われた方もいると思います。
脳は部位ごとに機能に違いがあります。
よく聞く話だと海馬は記憶を司るというものです。この海馬と同じように運動や感覚、言語、視覚などを司る場所が分かれているのです。
大まかには前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉に分けられます。
前頭葉は、運動・覚醒・情動・言語(運動性)・作業記憶をもつ機能があるといわれています。運動に関しては一次運動野と呼ばれる部分が身体対側の可動部分を全て制御しているため、損傷することで反対側の麻痺や脱力が見られます。
頭頂葉は、感覚(体性・固有感覚)、認識を持つ機能といわれています。
体性感覚とは刺激から,形状,質感,および重量を知覚します。そのため、この部位が損傷されることにより、触覚による物体の認知が困難になります。
固有感覚とは、身体と空間を関係づける機能であり、損傷されることにより自分の体がどこにあるのなどの感覚が低下してしまいます。
そして、認識とは計算や書字、左右の手や空間、今までの行ってきた動作(着替え)等がわからなくなってしまうなどです。
側頭葉は、聴覚認知、言語の受容、視覚的な記憶、言語的な記憶などを行う機能です。
右側頭葉に損傷すると、一般的に非言語的聴覚刺激(例,音楽)を解釈できなくなります。左側頭葉に病変が生じると,言語の認識,記憶,および構成が損なわれてしまいます。
後頭葉は、視覚と眼球運動などを担います。そのため、損傷することで視野欠損、見えないものが見える、眼球が思ったように動かせないなどが見られます。
この中の症状がまだ続いている方も、リハビリを続けていくことで改善していきます。
退院後もリハビリをしていくことで良くなります。
当施設は京都の伏見にある自費のリハビリ施設となっております。
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