【理学療法士解説】京都で高齢者の骨折リハビリ:骨癒合における特別な注意点

こんにちは!京都にある自費リハビリセンターを運営しています。

センター長の米田です。

今日は高齢者の骨折時の注意点について語っていきます。

高齢者の骨癒合における特別な注意点

高齢者における骨癒合は、若年者と比べてさまざまな要因により複雑であり、特別な注意が必要です。以下に、主な注意点を挙げます。

1.骨密度の低下

高齢者は骨密度が低下しやすく、特に女性は閉経後に急激に骨量が減少します。これにより、骨折のリスクが高まり、癒合が遅れる可能性があります。骨粗鬆症の予防や治療が重要であり、定期的な骨密度検査を受けることが推奨されます。

2.リハビリテーションの重要性

骨折後のリハビリテーションは、筋肉の萎縮や関節の拘縮を防ぐために不可欠です。高齢者は特にリハビリが遅れると、筋力や関節の機能が十分に回復しないことがあります。医師や理学療法士の指導のもと、早期から積極的にリハビリを行うことが求められます。

3.荷重の管理

骨癒合を促進するためには、適切な荷重が必要ですが、高齢者の場合、過剰な荷重は再骨折のリスクを高めるため、慎重に行う必要があります。医師の指示に従い、段階的に荷重を増やすことが重要です。また高齢者には認知症を有している方も多くいます。認知面的に荷重への意識が薄くなることが多く、ふとした時に荷重をかけすぎしまう事が多いです。そのため、他者がしっかりと管理する必要があるか、骨折部分によってはすぐに荷重をかけられるような選択肢を取る場合があります。

4.栄養管理

骨の健康にはカルシウムやビタミンDが不可欠です。高齢者はこれらの栄養素が不足しがちであるため、食事からの摂取を意識することが重要です。また、適度な日光浴もビタミンDの生成を助けます。

4. 環境の整備

高齢者は転倒のリスクが高いため、生活環境の整備が重要です。段差の解消や滑り止めの設置、夜間の照明の確保など、転倒を防ぐための工夫が必要です。

5.定期的な医療チェック

骨癒合の進行状況を確認するために、定期的な医療チェックが必要です。痛みが軽減したからといって通院をやめると、骨が完全に癒合しないうちに無理を重ね、再度痛みが再燃することがあります。

結論

高齢者の骨癒合には、骨密度の低下、リハビリテーションの重要性、荷重の管理、栄養管理、環境の整備、定期的な医療チェックなど、特別な注意が必要です。これらの要素を考慮し、適切な対策を講じることで、骨癒合を促進し、再骨折のリスクを低減することができます。

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