肩の構造について①

こんにちは。京都のエール神経リハビリセンター、作業療法士の里見です。

 

本日は脳梗塞や痛みが出やすい箇所である「肩の構造について」お話していきます。

 

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肩の構造と特徴

肩は、人体の中でも最も可動域が広く、複雑な構造を持つ部位です。そのため、日常生活やスポーツ動作において重要な役割を果たしますが、同時に不安定性が高く、損傷を受けやすい部位でもあります。

 

肩を構成する骨

肩は以下の3つの骨で構成されています。

  • 鎖骨(さこつ)
    胸骨と肩甲骨をつなぐ骨で、肩の位置を安定させる役割を果たします。
  • 肩甲骨(けんこうこつ)
    背中側に位置し、上腕骨と接続する「関節窩(かんせつか)」を持つ平らな骨です。
  • 上腕骨(じょうわんこつ)
    腕の骨で、肩甲骨の関節窩に球状の骨頭がはまり込むことで肩関節を形成します。

 

肩の関節と靭帯

肩には複数の関節が存在し、それぞれが複合的に動くことで可動範囲を維持しながら柔軟に適応しています。

1.胸鎖関節(きょうさかんせつ)
胸骨と鎖骨をつなぐ関節で、関節円板にて球関節の様に機能しています。

 

①胸鎖靭帯

➁鎖骨間靭帯

➂肋鎖靭帯

「日本人体解剖学”上”改訂20版」より

 

2.肩鎖関節(けんさかんせつ)
鎖骨と肩甲骨(肩峰)をつなぐ関節で、肩の位置を保つ役割を果たします。

①肩鎖靭帯

➁烏口鎖骨靭帯

➂烏口肩峰靭帯

④肩甲横靭帯

前面図

後面図

「日本人体解剖学”上”改訂20版」より

 

3.肩甲上腕関節(けんこうじょうわんかんせつ)
上腕骨頭と肩甲骨(関節窩)の関節窩で構成される球関節です。関節窩が骨頭に比べて小さく、関節窩の周縁は関節唇によって拡大されます。

①烏口上腕靭帯

➁関節上腕靭帯

➂関節包

「日本人体解剖学”上”改訂20版」より

 

4.肩甲胸郭関節(けんこうきょうかくかんせつ)
肩甲骨と胸郭の間にある機能的関節で、肩甲骨の滑らかな動きを可能にします。

 

 

 

一言で“肩”といってもこれだけ多くの関節とそれを補強する靭帯が存在し、協調し、連動することで腕を自由に動かすことができます。次回はこれらを動かす筋肉と腱についてお話していきます。

 

 

 

詳細を知りたいという方や身体について気になることがあるなど、ご相談にも対応しております。

 

 

エール神経リハビリセンター伏見では、ご利用者様の身体状況に合わせてリハビリを進めていきます。

 

経験豊富な理学療法士・作業療法士がチームを組みご利用者様の思いを実現できるよう最善を尽くします。ご興味があれば体験に来ていただけると嬉しいです。

 

また、脳卒中後遺症による麻痺だけではなく、パーキンソン病などの神経性障害や、変形性膝関節症、脊柱管狭窄症などの運動器疾患、慢性疼痛など様々なお身体の悩みに対しても対応させて頂いております。

 

現在、エール神経リハビリセンター伏見ではリハビリ体験を実施しております。

 

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