ストレッチの効果について

こんにちは。京都のエール神経リハビリセンター、センター長の米田です。

 

本日は「ストレッチ」の効果についてお話します。

 

回復期を経験された方であれば、セラピストから「ストレッチをしてください」ってよく言われた経験があるのではないでしょうか。

 

改めてストレッチの効果とそれを脳卒中やパーキンソン病の方々に当てはめた時にどのようなメリットがあるのかをまとめてみました。

 

一般的なストレッチの効果として以下が挙げられます。

 

①リラックス効果

②代謝アップ

③肩こり・腰痛などの痛みの軽減

④関節可動域の維持・向上

⑤姿勢の改善

⑥怪我の予防

 

他にもいろいろ派生してありますが、今回はこの六つに焦点を合わせてお伝えしようと思います。

 

まずストレッチによって自律神経が調整されます。

筋肉の弛緩よる血行循環改善、迷走神経反射で副交感神経が優位となり、血管が拡張されます。

 

副交感神経はリラックスした時に優位に働くものですので、①睡眠の質を向上させる②体温の向上③免疫力の増加④精神的安定などの利点があります。

 

体温が拡張されるということは発汗し代謝が良くなるので、血液の循環も良くなります。肩こり・腰痛などは筋肉が硬結する影響で血行不良となり、痛み成分物質が沈着。各受容器に反応し、痛みとして認識してしまうというメカニズムがあります。そのため血行が良くなると痛みの物質が循環・排泄し、痛みが軽減します。

 

次に大きな利点として、関節の拘縮を防ぐというものがあります。

関節は普段動かしている範囲を可動域として認識し、脳がこれ以上伸びるなという指令を出しています。

そして、時が経つと、筋肉自体の質が変化し始め、拘縮となって後戻りができなくなります。

なので、その防止策としてストレッチが推奨されているのです。

 

特にパーキンソン病の方に置き換えてみると、自身の姿勢の認識と他者から見た姿勢の認識にズレが生じるため、動こうと思っていても想像以上にパフォーマンスが発揮できない場合が多いです。姿勢も丸まった状態でまっすぐ起こせなくなるので、膝が曲がったり、腰が曲がったり、その状態で維持し続け、関節が固まってしまいます。

またパーキンソン病の特徴として筋肉の収縮と弛緩が調整できない傾向にあり、常に緊張した状態となるため、関節も硬くなり、動けなくなります。

その予防としてストレッチが推奨されます。

 

脳卒中の方に置き換えてみると、片麻痺により、足首や手指等が動かしづらくなります。

それを放っておくと、筋肉や靭帯が癒着と変性を繰り返し、徐々に動かなくなってきます。

また足首のクローヌスなど痙性麻痺と呼ばれる過緊張状態がデフォルトの方もいらっしゃいます。

メカニズムとして脳は筋肉が伸びることを極端に嫌う傾向にあるので、中途半端にストレッチをすると逆効果な場合が多いです。

しっかりと持続的にフル可動域動かしてあげることによって関節拘縮を予防します。

ただし、1人でやるには限界があります。

 

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