【理学療法士解説】京都で始める呼吸リハビリ|AT値を高めて健康寿命を伸ばす

こんにちは!京都にある自費リハビリセンターを運営しています。

センター長の米田です。

今日はAT値についてのお話をします。

1.まずはじめに

AT値(無酸素性作業閾値)は、運動生理学において重要な指標であり、特に持久系競技においてパフォーマンスを向上させるために理解しておくべき概念です。以下にAT値の定義、測定方法、そしてその重要性について詳しく説明します。

2.AT値とは
AT値は「Anaerobic Threshold」の略で、無酸素性作業閾値を指します。これは、運動強度が上がるにつれて、体内でのエネルギー生成が有酸素的代謝から無酸素的代謝に移行し始めるポイントです。このポイントを超えると、血中の乳酸濃度が急激に上昇し、身体が疲労を感じやすくなります。
具体的には、AT値は以下のように定義されます:
エネルギー代謝の境界: AT値は、身体が酸素を十分に利用できなくなり、無酸素的代謝が優位になる運動強度のことを指します。この状態では、乳酸が蓄積し始め、持続的な運動が困難になります。

3.AT値の測定方法
AT値は通常、心肺運動負荷試験(CPX)を用いて測定されます。この試験では、以下のような手法が用いられます:
呼気ガス分析: 運動中の呼気を分析し、酸素摂取量や二酸化炭素排出量を測定します。
漸増負荷試験: 運動負荷を徐々に増加させ、どの時点で乳酸濃度が急上昇するかを観察します。
このような測定により、個々のAT値を正確に把握することができ、トレーニングの指標として活用されます。

4.AT値の重要性
AT値を理解することは、特にマラソンや長距離走において非常に重要です。以下の理由から、AT値はパフォーマンス向上に寄与します:

適正ペースの設定: AT値を基に、ランナーは自分の持久力に合った適正ペースを設定することができます。これにより、エネルギーを効率的に使用し、疲労を最小限に抑えることが可能です。
トレーニングの最適化: AT値を高めるトレーニングを行うことで、無酸素的代謝の能力を向上させ、より高い運動強度を長時間維持できるようになります。これにより、競技パフォーマンスが向上します。

疲労管理: AT値を知ることで、ランナーは自分の限界を理解し、過度な疲労を避けるための戦略を立てることができます。
AT値は、持久系競技におけるパフォーマンスを向上させるための重要な指標であり、正確な測定と理解が求められます。これにより、より効率的なトレーニングと競技戦略が可能になります。

 

 

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