こんにちは。京都のエール神経リハビリセンター、作業療法士の里見です。
本日は「減塩・増塩」についてお話していきます。
以前の「血圧について」の続きになります。
塩の取り過ぎは血圧を高めるリスクとして世界中で言われており、
厚生労働省でも「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、摂取量の減少を目指すものと位置づけられており、目標量(食塩相当量として)は、成人1人1日当たり男性7.5g未満、女性では6.5g未満と設定されています。
しかしそれは、精製塩(食塩)を摂取した場合の話になります。
塩は大きく分けて精製塩と天然塩に分けられます。
精製塩とは、海水からイオン交換膜法で塩化ナトリウム99.5%以上に濃縮したものであり、世に出回っているほとんどの塩、お惣菜などの手軽に食べられる食品(ファストフード、コンビニの食品)にも多く使用されています。
この塩化ナトリウムが濃縮された精製塩を多くとり過ぎることが、血圧を高める要因とされています。
また、この精製塩の精製方だと、人に必要となるミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)がほとんど取り除かれてしまいます。
では、天然塩とはどんなものでしょうか?
精製塩ではない自然な方法で作られた塩であるため、ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)が保たれた塩になります。
このミネラルが豊富に含まれた塩であれば、摂取することで以下の効果が期待できます。
体液量や水分量の調整、体液の浸透圧を一定に維持、体液を弱アルカリ性に調整、血圧調節、血液の循環調節、食物の消化と栄養吸収の促進、神経の興奮と鎮静を整える、筋肉の収縮と弛緩の調整、有害物質の解毒など
そのため、塩の取り過ぎに注意が必要なのは精製塩であることがわかります。
特に暑くなる時期は、身体の調整が激しくなります。ミネラルが不足していると脱水や足がつるなどの症状が出やすくなります。そういった方は天然塩を使用してみてはいかがでしょうか?(天然塩の見分け方はこちら)
減塩は精製塩、増塩は天然塩をお勧めします。
より深く知りたい!身体の状態に不安がある!などありましたらご相談ください。
エール神経リハビリセンター伏見では、ご利用者様の身体状況に合わせてリハビリを進めていきます。
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