高次脳機能障害の方の介助方法について

 

高次脳機能障害の方の介助方法について

 

こんにちは!京都のエール神経リハビリセンターです!

 

本日は高次脳機能障害の方の介助方法についてお話していきます。

 

高次脳機能障害には5つの障害に分けることができます。

それぞれの症状を解説し、どのように対応していくか介護の視点で解説します。

 

注意障害

注意障害には、周りの音や環境などの影響を受けて集中する事が出来ない、または一つのことに集中しすぎる症状があります。

 

介護方法は、話すときは相手がこちらに気づいているのを確認してから、目を見てジェスチャーを交えながら会話することです。

作業や指示も一気に伝えず、一つずつ簡潔に伝えると良いです。

 

記憶障害

記憶障害には、目的や道を忘れてしまう、スケジュールや仕事の流れを忘れてしまう症状があります。

 

介護方法は、会話や指示は短く伝えることです。

メモで記憶する、タブレット端末で記憶するなど本人にとって覚えやすい方法で記憶してもらうと良いです。

 

遂行機能障害

遂行機能障害は、何をするか決めることが出来ない、段取りが組めない症状です。

 

介護方法には、作業はあいまいな指示はせず、簡潔に伝える、しっかりしたパターンを作り実行してもらう方法があります。

 

失語症

失語症には、うまく話せない、言葉に詰まる、相手の話が理解しにくい症状があります。

 

介護方法は、会話をするときにはっきり、ゆっくりと本人が理解しやすいように話すことです。

「はい」か「いいえ」で答えられる質問をしたり、ジェスチャーやイラストを使って伝える方法もあります。

 

半側空間無視

半側空間無視には、視野の左右どちらか半分に注意が向けれず、体をぶつけてしまったり認識できない症状です。

 

介護方法は、半分の空間は見えていないため、本人が見えている方から会話することです。

食事の時に見えていない方を残してしまうため、見えやすい場所に置く事で認識しやすくなります。

 

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